円相場、正午すぎに一時１２４円２０銭台 １２年半ぶりの円安ドル高

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　２８日の東京外国為替市場の円相場は、米国の年内利上げ観測の強まりなどを背景に大幅に下落し、正午すぎに一時１ドル＝１２４円台２０銭台をつけた。２００２年１２月上旬以来、約１２年半ぶりの円安ドル高水準となった。

　前日の米ニューヨーク市場で円安ドル高が急速に進み、一時１ドル＝１２４円台０９銭をつけた。続く東京市場でも、米国景気の先行きへの期待感や年内の利上げ観測が強まったのを受け、低金利が続く日本の通貨である円を売り、金利上昇が見込めるドルを買う流れが加速した。

　急速な円安の進行は、自動車などの輸出関連には業績の追い風になる一方、輸入品価格が上昇するため家計や中小企業などにとっては負担が増す恐れもある。