最近話題になった出来事やニュースを動画でご紹介。 お宝やレア動画もあり
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【ワシントン=小雲規生】エアバッグの欠陥によるリコール(回収・無償修理)が拡大している日本の自動車部品メーカー、タカタの北米子会社のケビン・ケネディ副社長は2日、下院エネルギー・商業委員会の小委員会での公聴会に出席し、欠陥の一因とされるガス発生剤、硝酸アンモニウムの使用を減らす方針を明らかにした。
ケネディ氏は公聴会でエアバッグが作動時に破裂して金属片が飛び散る事故が多発していることについて、「硝酸アンモニウムが欠陥の要因の一つのようだ」と説明。さらに今回のリコールで硝酸アンモニウムの「評判」が落ちているとも述べて、「硝酸アンモニウムの使用は急速に減るだろう」との見通しを示した。
一方、ケネディ氏はタカタが現在生産している交換部品では、硝酸アンモニウムを使っていることも明言。欠陥の大きな要因はガス発生剤が高温多湿の環境下に数年以上にわたってさらされることだとして、硝酸アンモニウムの使用継続自体は「危険だとは思わない」と話した。
しかし議員らは欠陥の要因である硝酸アンモニウムを使った交換部品について「本当に安全だといえるのか」などと指摘。議員の間では「危険性を知りながら、コストの安さを理由に硝酸アンモニウムを使っているのではないか」といった疑いもくすぶっている。
タカタは5月に米道路交通安全局(NHTSA)の要請に応じて全米規模でのリコールを決めた。ただしタカタもNHTSAも「欠陥の根本的な原因は不明」との立場をとっており、タカタ製品への不安は払拭されないままだ。
ケネディ氏は1日に公表された書面証言で、硝酸アンモニウムを使ったガス発生剤の形状を変更することで、安定性を高める方針を表明。タカタの広報担当者は硝酸アンモニウムの使用を継続する方針を示している。
現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。
カテゴリー
最新情報
最新記事
最古記事
ブログ内検索
アーカイブ
カレンダー