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現地20日、米スポーツサイト『ESPN.COM』が北海道日本ハムファイターズの大谷翔平投手を特集。投手としても打者としても非凡で、本格的な二刀流選手としては、ベーブ・ルース以来の選手と紹介している。
ただ、いつかメジャーに来たとしても、どちらかに絞ることになるのではないかと、過去にそういう経験をして来た選手らが、コメントしている。
まず、2003年にブリュワーズとマイナー契約を交わし、昇格後、投手としては42試合に登板し、1勝1敗、防御率5.26という数字を挙げ、打者としては、代打がほとんどだが、指名打者、レフトでも先発出場し、打率3割、7本塁打を打ったブルックス・キーシュニックはこう話している。
「俺の夢じゃないか! でも、こっちに来たら、両方やらせてくれることはない。両方をやっていたら、いろんなことが起きるからだ。例えば、自打球を足首や、足のつま先に当てて、骨折でもしたらどうする? 特に年間に500~2000万ドルも稼ぐ奴なら、まず無理だ。今日は、指名打者で打たせてくれ、というかも知れないが、死球ですべてが終る。チームが、そういう可能性を考えていないとは、考えないことだ」
キーシュニックの場合、投手としてそこまでの実績がなかったからこそ、自由に出来たのだろうか。
通算3110安打を放ったデーブ・ウィンフィールドは、投打ともに大学時代はトップレベル。1973年のカレッジワールドシリーズでは、15打数7安打、1本塁打、防御率2.08で大会の最優秀選手にも選ばれている。パドレスにドラフトされたとき、どちらがやりたいか? と聞かれて、毎日プレーしたかったことから、野手と答え、以来、マウンドに上がることはなかった。
その彼は以前、こう答えたそうだ。
「どんな状況でもいいから投げたかったが、例えば4月にマウンドに立って、ピッチャーライナーが当たることを想像してみなよ。やはり、チームは投げさせてくれない」
マリナーズなどでプレーしたジョン・オルルドは、大学2年のとき、15勝0敗、防御率2.49という成績を残し、打っては、打率.464、23本塁打、81打点をマークし、野球専門誌『ベースボールアメリカ』から、投手と一塁手でそれぞれ最優秀選手に選ばれている。そのオルルドは、ブルージェイズにドラフトされた後、打者に絞ったが、彼の見解もキーシュニックに似ていた。
「おそらくプロのチームは、大谷が100マイルを投げられるなら、彼を守りたがるだろう。そして、投手としてやらせたいと考えるはずだ。だって、守っていれば、無理な体勢から投げなければならないときもある。そんなときに、腕でも痛めたら、どうするんだい」
結局、100マイルを投げる先発投手などメジャーでも限られる。であれば、いくら打撃が優秀でも投手として起用し、打ったり守ったりする中で、不測のことが起きる可能性を排除。それが、メジャーの考え方のよう。もちろん、日本の野球界にも当初はそういう考えがあり、日本ハムがその常識に挑んだわけだが、メジャーも例えば5年後、大谷が投手としても打者としても一流の数字を残すようになったとき、どう判断するのか。そこは興味深い。
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